無料講座はこちら

吃音改善ルート【克服までのロードマップ】

 

こんにちは。吃音トレーナーの有馬大地です。

 

ブログやTwitterで発信していて一番頂く質問が、

「結局何をすればいいの?」というものです。

 

確かに僕が吃音を治そうと訓練を始めた時も、

あまりにも莫大な情報に溢れていて、

何が正しいのかなんてわかるわけありませんでした(笑)

 

だからこそ、ここでは吃音を治して自由に話すための

最短ルート、ロードマップを置いておきたいなと思ったんですね。

 

もちろん、ここで改めて解説するからには

僕の自信作を置いておきます。

 

まず間違いなく、有料級の内容と考えていただいて大丈夫です。

 

今まで勉強に勉強を重ねて、

いろんな分野の超優秀な先生方から教えてもらった再現性の高い

方法を、これでもかと詰め込んであります。

 

正しく取り組んでいただければ、着実に吃音は改善に向かうでしょう。

 

電話対応、発表、プレゼン、日常会話……

 

あらゆるスムーズな発話に繋がる内容に仕上がっているので、

安心して取り組んでくださいね。

 

吃音改善ルート(教科書)

 

吃音を治していくためのステップを解説した教科書です。

学び方としては、繰り返し読むのを推奨しています。

 

実は僕自身も、習っている先生のブログは

片っ端から全部の記事を隅から隅まで読み込んで

何度も何度も目が充血するくらい繰り返し読んでいました。

 

全記事を印刷して持ち歩いていたレベルなので

大事な記事は、最早何も見なくても暗唱できるくらいでした(笑)

 

なんでもそうですけど、繰り返すのは本当に大事ですよね。

人間は大事なこともすぐにぽっかり忘れてしまいます。

 

特に訓練の注意点を忘れると間違った取り組み方をしてしまうので、

吃音改善どころか悪化していく……なんてことも起きてしまいます。

 

結果的に、血眼になってまでブログを読んでよかったです(笑)

 

ちなみに、僕の記事も繰り返し読んでくれる人がめちゃくちゃ多いみたいで、

 

「記事全部読みました!」

「繰り返し読みすぎて、内容全部暗記しました!」

 

みたいなメッセージを頂くことが多いです。

 

「いや、昔の僕と同じじゃん!(笑)」とか思いながら、

これは本当に嬉しいことですね!ありがとうございます。

 

もしやる気があれば、僕のブログは吃音改善に関する情報の宝庫なので、

善記事読み込むつもりでガンガン読み漁って欲しいなと思います。

 

誇張抜きに、吃音を改善させる大きな一歩になりますよ。

 

ということで、教科書は下記からスタートです。

一緒にガッツリ学んでいきましょう!

 

大前提! 吃音改善の目標地点

 

最初に、どのような状態になれば吃音が治ったといえるのか?

私達が目指す目標を確認しておきましょう!

 

ゴールの位置を間違っていたら、いつまで経っても目的地に着きませんからね。

本当は北海道が目的地なのに、沖縄を目指してたら大変です(笑)

 

早速ですが、吃音改善のゴールは、

 

ずばり「自然で無意識な発話行動に戻る」です!

 

詳しく説明していきますね。

 

吃音症状のない人たちは、喋ることに関しては何も考えていません。

喋る内容について考えても、喋ることそのものに関しては気にしていないのです。

 

しかし、私達のような吃音症状の重い人は喋ること、

そのものについて考えながら発話しています。

 

「しっかり呼吸をして、ゆっくり」

「リズムをとって、次のタイミングで」

「口を開けて、スムーズに言葉がでるように……」

 

吃音じゃない人たちは、ここまで考えませんよね?

 

例えば、水たまりが目の前にあったとします。

それをあなたならどのように避けますか?

何も考えずに横に逸れて、おしまいですよね?

 

しかし、

「水たまりまで5mくらいだ」

「それじゃあ、右足から歩き出して3歩目で左に避けよう」

「大丈夫私ならできる。落ち着いて、リラックスして」

「あ、しまった。歩幅が思ったより大きい」

「どうしよう、3歩目で避けられなかった」

「ああ、水たまりが近づいて来る、避けないと、どうすれば……」

 

ドボン。

 

僕たち吃音がある人は、これくらい難しく考えてしまっているんです。

 

水たまりに落ちた経験、それを笑われた経験に引っ張られ、

考えすぎてしまう。その結果、さらに悪化していくわけですね。

 

これを吃音に置き換え、喋ること自体、

声を出すこと自体を考えるのをやめ、自然に発話していくこと。

 

吃音じゃない人たちのように「自然で無意識な発話行動」の状態にし、

水たまりを何も考えずにヒョイっと避けられるようになるのが、

僕たち吃音者のゴールなんです。

 

そのために必要なのは発声練習をしたり、録音して解析したり、

そういうアプローチではないことはお分かりかと思います。

 

無意識で自然な発話と真逆の、喋ることを意識した訓練ですからね。

 

もちろん、それでよくなった方もいますが、

その人達は常に吃音が出ないように気を張って、

緊張しながら頑張って喋っています。

 

訓練をサボれば簡単に戻ってしまうし、

喋ることが怖いという考え方は変わりません。

 

そのため、吃音そのもの、会話そのものを気にしないゴール。

「自然で無意識な発話行動」を習得することを、

僕はオススメしています。

 

実際、僕が「自然で無意識な発話行動」を習得してからは、

特別な訓練を繰り返すことはありませんし、

「また吃音状態に戻ってしまうかも」といったような

心配をしたことはありません。

 

話すことを楽しいと思える。

ご縁ができたあなたにも、そんな生活を送って欲しいなと思います。

 

僕たちの目指す場所を確認したところで、

続いてどうすれば吃音を治せるのか、といった方法に

注目していきたいと思います!

 

症状の重さによって若干の変化はありますが、

基本的な流れを説明したいと思います。

 

STEP1 吃音の否定的価値観を無くそう!

 

STEP1ですが、これが最も重要だといって間違いありません!

まずは「吃音はダメなんだ」という否定することをやめます。

 

中には、「どもらなくなれば吃音を気にすることがなくなる」

と思っている人もいるかと思います。実際、僕もそうでした!

 

だからこそ、「あーあー」と発声練習をしたり、

言い換えようとして間違ってしまったんですね。

昔の僕は、まずそこが間違っていたんです。

 

さきほど言ったように、目指すべきは自然な発話です。

普通の人が何も考えずに話すように、

何も考えずに話すようにならないといけないんですね。

 

そのためには、「どもってもいいんだ。治すためだから」

このような考え方が重要です。

 

「どもったら笑われる」「どもったら恥ずかしい思いをする」

このように不安が勝ってしまうがために、そもそも話すことをやめたり、

意図的に言葉を入れ替え、発声を意識したりしてしまうんですね。

 

何度も言いますが吃音は脳で起こるので、外に出なかったとしても、

言葉を入れ替えたり、発声を意識している時点でどもっています。

 

その場を乗り切ればいい、と思う人もいるかもしれませんが、

それだと、人と話すことが怖いままです。

 

吃音への否定的感情を維持したままだと、どもらないように意識して、

その時の喋りを反省して、自己嫌悪に陥り、人と話すのが怖いままで、

笑われないように、どもらないように意識して……

 

と、負のループにはまってグルグルしてしまいます。

 

そのためにも、まずは否定的感情をなくして、

どもってもいいから会話をし、成功体験を積む必要があるんです。

 

とは言っても、いきなり「どんどん人に話しかけなさい!」なんて、

ハードルが高すぎますよね(笑)

 

僕も、いきなりそれをやれと言われたら拒否反応が出ていたと思います。

「絶対無理だよ!そんなの!」って(笑)

 

安心してください。

いきなり谷に蹴落とすようなことはしません。

 

何度でも説明しますが、吃音は口に出す以前から起こっています。

口に出していなくても、言葉を言い換えたり、

頭の中で上手くいかなかった時点でどもっているんですね。

 

だから、まずは直接的に誰かと話すのではなくて、

自分の頭の中でトレーニングをします。

具体的に言えば、頭の中でシチュエーションを想像して、

そこで、少しずつ慣れていくわけです。

 

ゲームでも、いきなりボスと戦いませんよね?

まずはレベル上げが必要です。

 

頭の中で喋る練習をして、そこでレベルを上げてから、

実際の場面でも挑戦するという方法を取っていきます。

 

正直、この期間は僕も大変でした。

 

頭の中でイメージしたことが日常生活に役立つなんて、信じられなかったし。

そもそも、自分のやり方が合っているかどうかわかるかな?

みたいな感じで、不安はありましたね。

 

でも、自分が何をすればいいかわかりやすかったし、

明確なチェック項目があったので、先生を信じて取り組みました。

 

そうしたら、実際に恐怖感もなくなっていきましたし、

日常生活でも応用できるようになったんですよ!

 

信じてやっていたとはいえ、流石に僕も驚きました。

もし、このトレーニングをいつまでもやらなかったとしたら……

 

正直、今でも寒気がします。

 

もちろん、最初は上手くいかない人もいます。

でも、ここで踏ん張ったのにできなかった人は、

僕が指導に関わってきた中では一人もいません。

 

難しいそうに思えますが、僕でもできました。

吃音を治すため、またこれからの人生を楽に生きるためにも超重要です!

 

STEP2 意図的操作をなくそう

 

最重要の否定的価値観を無くしていきながら、

次は意図的操作を無くしていきます。

 

何度でも確認しますが、僕たちが目指すのは「無意識で自然な発話」

そのためには、今まで積み重ねた「言い換え」とか、「発声」みたいな

意識的操作をなくしていきましょう!

 

例えば僕は「た行」が苦手だったので、お店の注文で、

チーズバーガーを食べたかったとしても、頼むことができませんでした。

(「チキンタツタ」なんて絶対に頼めないですね(笑))

 

自分が言えそうなメニューを頼む、とか。

「この言葉だとスムーズに言えないな。

だから、同じ意味でどもらない言葉は……」とか。

 

そのような意図的操作を無くしましょう。

 

改めて重要なのが「どもってもいい」ということです。

どもりそうだと思った言葉も言い換えず、そのまま喋る。

どもっていても、とりあえず喋ろうとすることが大切です。

 

意図的操作を無くすと、一見どもりが酷くなったようになります。

ただ、これは改善する途中で絶対に必要なことで、

意図的操作をしているときよりも症状が軽くなっていることを、

どうか信じていただきたいです。

 

もどかしいかもしれませんが、いきなりはスムーズに喋れません。

全っっっ然どもってもいいので、とにかく何も考えないようにしましょう。

 

言葉を言い換えなければ大成功です。

「喉を大きく開けて」とか、「腹式呼吸をして」なんて考えなければ、大成功です。

 

上手に喋れたのか、ではなく、何も意識しなかったかを基準にします。

意識しないようにできれば、この段階では満点です。

 

こちらも、先ほどと同じ頭の中でのトレーニングを使います。

頭の中でシチュエーションを想像して、そこで上手くできるかどうかですね。

 

先ほどの否定的価値観を無くしていくことと一緒に進め、

どちらも徐々に少なくなって行くようにするのが、このステップです。

 

僕の生徒さんも、STEP1とSTEP2は簡単にできませんね。

だって、何年もかけて染みついたクセをとらなければいけないんですから。

 

僕も「あ!言い換えちゃった!」みたいなことが何度もありました。

その度に先生から「意図的操作しないでね」と優しく注意されています(笑)

 

恐らく、ここに一番時間がかかり、苦労すると思います。

ただ、僕が治ったように必ずできるので、辛抱強く向き合っていきましょう。

 

STEP3 ブロックを無くしていこう!

 

STEP1と2を着実に進めたあなたは、

すでに吃音への苦手意識はなくなっているはずです。

 

否定的価値観をなくしたため「どもってもいい」という状態にほぼなっていますし、

意図的操作をしなくなっているので、会話へのストレスも圧倒的に激減しています。

 

ここまでくれば、日常生活でも大きく変化していることを感じられます。

 

実際、この頃の僕は会話が怖くなくなっていましたね。

少し時間がかかっても好きなメニューを注文していましたし、

初対面の人だったとしても、「なんとかなるだろう」みたいな感じに

思っていました(笑)。楽観的ですよね(笑)

 

でも、本当にそうなるんですよ!

否定的価値観を取り除いて、意図的操作をなくして。

成功体験が積み重なっているので、少しずつ自信が芽生えているんですよね。

 

その結果、楽観的になるという(笑)

僕の生徒さんも、「人に話しかけるのが増えました!」

と言ってくれる方はこの時期が多いですね。

 

周りからすると、「変わったね」と言われることも増えてきます。

それがまた、モチベーションにもつながりますね!

 

さて、ここからは仕上げと思ってもらっていいです。

ブロック(「……それは」みたいな詰まる感じ)を減少させ、

ほぼ普通の人と同じ話し方を目指していきましょう!

 

とはいっても、STEP1と2を乗り越えたあなたには、

そこまで難しくありません。

 

少し残っている場合は、引き続き否定的価値観を取り除いて、

意図的操作をなくしていきます。

 

その上で、「何を喋ろうか」や「どんな声で喋ろうか」という

会話力の向上を目指していく段階でもあります。

 

今までは「どもらないための発声、会話術」だったものが、

「より楽しく、伝えやすく話すための発声、会話術」

と変化しているわけですね。

 

正直、STEP1と2さえ乗り越えてしまえば、

ほぼ無双状態といってもいいと思います(笑)

 

後はこれまでと同じようにしながら、よりよい会話を目指していきましょう!

 

以上が、吃音改善の教科書、道のりでした!

何度でも確認しますが、目指すのは「自然で無意識な発話」です。

時間もかかり、精神的な負担もありますが、

コツコツ階段を登れば吃音は改善していくので、

一緒に頑張って行きましょうね!

 

追記

 

公式LINEをやっています。

お友達追加いただいた方には、

 

・人と話すのが怖かった僕でもできた人に話しかける方法

・何も考えずに言葉が飛び出すM.H訓練法

・就職、注文、日常会話などの場面特化型訓練法

 

などを解説した吃音トレーニングの動画をもれなく全員に配布しています。

ぜひ、公式LINEの詳細も併せてご覧ください!

 

それでは、ありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA